
日本人男性の3人に1人が悩んでいると言われる抜け毛、薄毛。中高年男性に加齢が原因で起こることだと誤解されやすいですが、薄毛は若い方にもまったく他人事ではありません。これらの症状は「男性型脱毛症」といい、一般的には略称の「AGA」と呼ばれています。思春期以降の男性に発症する、進行性の脱毛症を指します。AGAになる方の多くは思春期以降から症状が始まります。
思春期、すなわち10代半ばから後半の時期です。生え際や頭頂部から始まり、薄毛がじわじわと進行していきます。前頭部、後頭部のどちらかもしくは両方から。
進行のスピードにも個人差があります。そして、こういった髪の変化は20〜35歳の男女の実に40%の人が経験するそうです。予想以上に大きな数字です。
AGAの原因

髪の毛には成長期、退行期、休止期というサイクルがあります。
伸びては抜け、また生える、これをヘアサイクルといいます。
健康な毛髪は成長期が一番長く2〜6年間続きますが、AGAの人は成長期が短く髪が成長しません。成長せずに髪の毛が抜けてしまい、なかなか生えず、伸びず、どんどん毛量が減っていく・・ということです。
その主な原因は男性ホルモンや遺伝子の影響と言われています。母親から受け継ぐX染色体が影響すると言われています。
なので母方の祖父の髪が薄いのであれば・・・自身もAGAを発症する可能性があります。
男性ホルモン(テストステロン)の影響で発毛が抑制されてしまうことがあります。
まだまだ謎も多いですが、遺伝による影響も多いという研究結果もあります。
その他には、現代を生きる男性には切っても切れないストレスにより、自律神経が乱れてしまうこと。偏った食生活や喫煙、睡眠不足などの良くない生活習慣が身体の新陳代謝を低下させてしまうこともあります。身体に良くないことはやはり髪にも良くありません。
男性ホルモン、遺伝は防ぐのが難しいですが、万病のもとであるストレスをできるだけ溜め込まない、身体にも髪のも良い整った生活習慣は意識して気をつけていきたいですね。
AGA治療

AGAは放っておくとどんどん進行してしまいます。
徐々に髪は柔らかくなり、抜け毛が増え、全体的に薄毛が広がっていきます。
その進行をくい止め、髪の復活を図るためにも、早期治療が要となってきます。
遺伝だ、加齢だからしょうがないと間違った知識で諦めずに、まずはクリニックに相談しましょう。